閉店続き

高知市内では,長く続いた店が相次いで閉店のニュース
中心部の商店街ひろめ市場近くで惣菜も人気の肉屋さん,県内唯一の甘栗屋さん。
手作り,値段,品質にこだわる肉屋さんは高齢化と原材料の価格上昇で76年続いたお店を閉めるそうだ。店を知ったのは最近だが,焼き豚は最高に美味しかった。
甘栗屋さんは,思うような品質の栗が手に入らなくなったので閉めるそうだが,こちらも年齢のこともあるのかと。品質にこだわるだけに,いつもとても美味しかったので残念。確かに,最近皮がむけにくいものが多くなり,店頭にも以前のような品質の栗が手に入れられなくなってきたと,張り紙があったのだが。こちらも70年近く続いた店だそうだ。

先日は,東京でも神田界隈の「天丼いもや」「てんぷらいもや」閉店のニュース。
高齢化,薄利多売の商売を継げる人はいないようだ。
贅沢ではないけれど,からっと揚がったおきまりの種に,醤油のしっかり効いた丼つゆ,お櫃からよそった少し乾き目の固めのご飯。あ〜あ,食べたい。

品質,味にも,値段にもこだわった,お店は続けられない時代なのか。
一方で,土地がの価格が上昇と,テレビのニュースではなんだか嬉しそうに伝えていた。
政府は物価上昇が良いことだと,そんな政策を続けるらしい。

今の日本は,そこここで根腐れが進んでいるような気がする。そこにいくら肥料をまいたって行く末は。。。