トレイルランニング

出張やら,週末もしごとやらで,また新たなイベントもなく,更新が飛んでしまった。
と,よく考えれば,イベントが無かったわけではない。
今年も高知大学演習林のトレイルランニング大会に出場した。
無事完走したが,去年はコースアウトしてロスタイムがあった,その時間よりもわずかに速いくらいのゴールタイムだった。
準備状況を見れば,まったく実力通り。実力を発揮できたのだから良かったと前向きに考えることにして,来年はもうしこし速く走りたい。
このトレイルランニング大会はショートとミドルコースがありショートは距離15km弱,高低差のべ800mほどで,ミドルはほぼ同じコースを2週するので倍の距離と高低差となる。ショートでも平地のマラソンにすれば30kmに近い負荷になると思う。ということはミドルはフルマラソンを遥かにしのぐ。それでも本物のトレイルランナーにはミドルなのだそうだ。なにせ,100km単位の距離を24時間とかかけて走るク◯◯◯◯な人たちなので,この大会などジョギング感覚なのかもしれない。ミドルにはそんな本格ランナーがエントリーしているので,ショートの上位をしのぐペースで倍の距離を駆け抜けてしまう。

完走後にはスタッフの炊き出しのカレーライスや地元協賛企業のジュースが振る舞われ,アットホームな楽しい大会である。
ショートコースはわれわれトレイルランニング初心者(かつ,本格的にやる気も無いけど,たまには走ってみたい)には貴重なので是非続けてほしい。

年々申し込みが増えているようだ。来年は申し込み多数で抽選,などという事態になると困るので,牽制しておくと,15kmのショートでも準備無しで完走するのはかなり辛いコースです。なにせ,道無き道,スタッフの手でしっかり,コース整備はされているけれど,もとは道がない場所も多いし,斜面のトラバースもたくさん,さらに,例年雨天で,ぐちぐちゃぬかるみ。(それが,だんだん病み付きになってくるのだけれど。。)

でも,森の空気を空気をたっぷり吸いながら走るのは楽しいです。
と,終わってしばらくたつと思う。

走っている最中,後半はなんども上っては谷に突き落とされるようなコースで,脚はつりそうで,大会主催者に「鬼め!」とつぶやきながら帰って来たのは内緒である。

スズキとボラ

スズキとボラ
どちらも,魚。それも出世魚

スズキはセイゴ,フッコ,スズキと出世。ただし,これは関東の呼び名で,東海地方ではフッコはマダカ。西の名前はしらなかったが,ハネと呼ぶそうな。

ボラは,イナ,ボラ,トド。最後が,とどのつまりのトド。イナよりちいさいのはハク,オボコ・スバシリというそうだが,そこまではちょっとなじみが無いが。

そして,どちらも河口あたりの海水と淡水のまざる場所(汽水)でよく見る魚。ずっとそこに住んでいるわけではないが,ボラなどはとくに小さいうちは川をさかのぼることもある。
そこでまた共通することは,海が汚い場所のスズキやボラは臭くて不味い,反対にキレイな川・海の場所のスズキやボラならとても美味しい,ということだ。

スズキはそもそも,高級魚。しかし,東京湾のスズキしか口にしたことが無かった20~30年前まで,スズキがなぜ高級魚なのか理解できなかったが,その後きれいな海のスズキのうまさに感動し,高級魚であることに納得できた。
ボラは卵巣こそ,からすみ,という超高級品になるが,身はとても安い。しかし,味はなかなか良い。ボラの場合,いくら海がきれいでも河口より外海でとれる方が美味しいようで,高知では沖ボラと言う名で時々スーパーの刺身パックにも並ぶ。

先日から,立て続けに,浦戸湾で獲りたてのスズキとボラをいただいた。
鮮度がよく,まだ身が生かっているので,刺身のほかに洗い,湯引きにしてみた。


スズキの洗いと刺身。


こちらが,ボラの刺身と湯引き。
どちらも,いい加減な盛りつけですが。

どちらも,臭みはほとんどなく,美味しかった。浦戸湾もかつてはずいぶんと汚れた時期があったというが。

そして,どちらも,まるまる太って身の充実度はすばらしかった。ただし,スズキはまだようやくフッコ位の大きさで,味はさっぱりめ。

スズキを食べたすぐあと,ちょうどテレビの鉄腕DASH東京湾のスズキを食べていた。,美味しい美味しいと言っていたが,どうなのだろうか。もう,東京湾のスズキも美味しい位,環境は回復したのだろうか。
しばらくぶりに,東京湾のスズキの味も確かめてみたくなった。

ブログってなんだろう

気がつけば(と,ほんとはとっくに気がついているのだが)もう半年以上更新していなかった。
昨年末から忙しくて余裕が無かった。
ことのところ,書きたくなるような,新たな美味しい物や面白いものに出会うことも無かった。
ブログを書こうと思っても,世の中,腹の立つ話題ばかり。。。
と,書かな言い訳はいくらも浮かぶ。
始めたことを,やめるのは何となく気持ち悪いので,何か書こうと思いつつも,どうにも言い訳が先に立っていた。

ブログって,何だろう。自分では,ごく個人的な体験や,思いついたことを,はっきりとは特定していない,の少数とも多数とも言えない人たちに向けて書くものと思ってきた。
有名な人になれば,読者は常に多数になるだろうし,話題によっては急にアクセスが増えて多数になることもあるかもしれない。(炎上は困るが)。
ファンや仕事上の客に向けて書いている人もいるだろう。
いずれにせよ,ブログは私的なメッセージを発信するもので,取り上げる話題も,私的な興味,動機によるものだと思っていた。

しかし,最近はどうにも,人から請け負ったことを宣伝するためや,宣伝媒体になる為にその人ならでは評価もせずに,情報を垂れ流しているとしか思えない「ブログ」を目にして,どうにも白けてしまっていたのである。

匿名で書いているブログで,他者の批判をするのは卑怯なので,ちょっとだけ不満を言うとすると,最近高知について盛んに書いている「プロのブロガー」なる人の手によるブログも,食べるもの,目にするものなんでも褒めちぎり 「〜すぎる」の連発。
世の中そんなに,〜すぎる物が溢れているものか!

どうして,そんなに怒るかというと,自分の仕事でも関わりのあることについて,まるでその中身も知らないのに,看板だけを捉えて,「超おすすめ」と無責任な宣伝をしていたからである。

数日前に,高知県の補助事業で人気ブロガーを高知に招待して,体験を書いて宣伝してもらうという企画が発表されていたが,なんか違う,と思う。

さ,愚痴は十分こぼしたので,また,何か楽しい話でも探そう。

冬晴れ

再び一ヶ月ぶりの更新
11月も出張続きで,高知の秋はほとんどスキップ。
常夏の国から帰ってみれば,まるで真冬の天気。
東京経由で帰ったので,羽田から高知行きにのった。
珍しく窓側席,しかも進行方向右側なので,冬の富士山を眺めるチャンスとカメラを鞄から出しておいた。

今まで見たことが無いほどの眺めが広がっていた。
関東平野はもちろん,後ろの山々まで一望。
関東平野に森の少ないことにあらためて驚いた。


RICHO GR IV
あまりに遠くまで見えて,全てが小さくミニチュアのように見えた。

後の十三夜

このところ出張つづきで,もうひと月以上ぶりのブログ更新となってしまった。
先月はジョギングもひと月でたったの2回。一旦さぼりだすと,なかなか腰が重くなるので,ぼちぼちでも,また開始しよう。

昨晩は,後の十三夜。陰暦でお月見シーズンの締めが9月13日なのだが,今年は閏月ので9月が2回あり,2回目の9月13日にの夜の月で,後の十三日夜なのだそうだ。

スーパーに行くと,お月見だんごが売られていた。まんまと乗せられて,購入。
171年ぶりの後の十三夜だというし,今年の秋はほとんど日本にいなかったし,無駄遣いもよいかなと,いうほどのものでもなく。

ベランダから,上を覗き,少し曇りがちで,隠れたり顔を出したりの月を楽しみ,団子をぱくり。


NIKON D90, SIGMA70-300mmD F4-5.6, APO DG

今晩は,すっきり晴れて,もっと丸い月が美しいが,十三夜の少し不完全な姿がまたまた趣があるようにみえてくる。

おいしい掘り出し物

名物に旨いもの無し、とまで言わないが、
有名なものをご当地に行って食べてみても、なかなか、唸るほどのものは少ない気がする。

先日、某県の鯛の名所に行ったが、天然の上物の真鯛など、そう沢山あるはずがなく、納得の味だったのは町外れの寿司屋で食べた握りくらい。

もっとも、高知でも、鰹のたたきは、どこの店でも感激するような上等な物が食べられるわけではないし、自然のものだから、当然いつでも食べられるわけもない。
平均しておいしいけれど。

で、何が言いたいのか。
名物でもない魚であると、値段は比較的安くておいしい、掘り出し物にであえたりする。
先日、漁協の売店で見つけた冊の真鯛。2~3kgの鯛のものだろうか。身も皮も色がきれいなので買ってみたが、さすが鯛の王様、と納得の味だった。


こんな感じ。奥のが真鯛で、手前のそぎ切りは、今回脇役のキチヌ。
皮を湯引きして、松皮造りもしてみたが、そちらもとても美味しかった。

高知に来てから、安くて忘れられないくらい美味しい真蛸にも何回か出会っている。