津野町の風力発電,風車群

18日月曜が祭日で3連休。梅雨も開けて,夏休み気分を味わいたいと。
かねてから,見たかった風力発電の風車の並ぶ津野町の”風の里公園”を見に行って来た。

高知から檮原へ向かう国道197号線沿いに,’道の駅」風の里があり,そこから,しばらく進んだところから,風車の並ぶ尾根に登る『林道』へ入り口があった。道の駅で貰ったパンフレットに従い,西側のルートに沿って登っていったが,ほとんどはすれ違いの出来ない,1車線の細い道,雨の際に崩れたと思われる石が転がる道で,「公園」に向かうとは思えない険しい道。1時間近くかかっただろうか,ようやく尾根の上まで出て,風車の並ぶ公園に出た。
周りの山並みが見渡せる気持ちのよい尾根,麓は30度近い気温だったが,23度と涼しい。
途中,展望台などで一休みしたが,あまり時間もなく,そのまま西へ,四万十川源流方面へ抜けて,197号へと戻った。
なお,津野町の案内には,まだ新しいルートらしい,四万十川源流方面へ抜ける道は書かれていなかった。カーナビの地図にももちろんデータは無し,おまけに山の影の成果,位置はズレっぱなし。カーナビに頼らず,じぶんで場所や方向を意識する事の大事さを実感して帰って来た。

風力発電については,脱原発で有力と言われると同時に,色々な否定的意見も強調されている印象を受ける。その一つは,騒音と景観を乱すという事。

景観という点で言えば,確かに不自然な人工物であり,自然の景観を大きく変える物である。しかし,風をとらえて,私達が使うエネルギーに変える仕組みと思うとどうだろう,新しい,自分たちの暮らしの景観として,十分に受け入れられるものになるように思えた。
少なくとも,自然の影響を全て遮断して動かそうとする巨大な人工プラントより,暮らしの景観としてとけ込みそうだ。
オランダの風車は伝統の風景で,こどもをあやす「かざぐるま」だって,伝統の玩具だったのだから。

この施設が,どういう経緯で作られ,採算はどうなっているのか,残念ながら「道の駅」の展示室が閉まっていて見られなかった。


展望台から