このところのニュースに思う

このところの暗いニュース。それをさらに憂鬱にさせるのが,人の命にまつわる不幸に群がる人たちの動きである。

これを,待ってましたとばかりに,改革だと権力を振るってみせる人。国民の命を守るのが役目と,意味も無い言葉を並べ,人を送り飛行機を飛ばし,皆さんのために働いていますと宣伝しながら,本当な難しい問題をかくして既成事実を積み重ねる人たち。

人の命が失われたとなれば,明らかにパフォーマンスと分かっていても,その動きを批判することは難しいと心得ての確信犯に違いない。

海外で働くという事には,日本には無いリスクは付きものである。
私の先輩,知人にも海外で,国際協力の現場に出てなくなった人たちがいる。

海外の現場の仕事に携わっている多くの人は,自分の喜びを見つけたか,使命感に燃えたか,あるいはリスクを承知で高い給与を得るのか,いずれにしても,自らの選択でリスクを承知していっているはずである。

いたずらにただ悲劇の出来事として捉え,それにまつわる出来事に対して思考停止に陥るのは,無くなった方たちに大変に失礼で申し訳の立たないことだと思う。